事務所での不支給決定事案、東京地裁で逆転勝訴!!詳しくはこちらを
申し訳ございません。ただ今、業務多忙につき新規のご相談・受付は行っておりません。
私が横浜市役所に就職した30年前、障害年金は身体にかかわる障害がほとんどでした。
精神疾患にかかわるものは、知的障害や統合失調症(当時は精神分裂病と言われていました)ぐらいでうつ病は少なかったと記憶しています。
ところが、最近では全申請件数の約6割がうつ病です。(そううつを含む)
横浜市在職中、毎年100件を越える障害年金を担当していましたが、約60件がうつという事になります。
まさに現代ストレス社会の到来を感じながら、私は障害年金にかかわってきた事になります。
うつ病は、心と身体のエネルギーが低下してしまう病気です。
気分が沈む、意欲がわかない、頭が働かないなどの心の不調に加え、体の不調が伴います。
そのため仕事や家事がはかどらない、だるい、眠れない、悪いことばかり考え日常生活に
支障をきたし、最悪「消えてしまいたい」「死ぬしかない」などと思い込んでしまうこともあります。
原因はいまだハッキリしていませんがセロトニンやノンアドレナリン等の神経伝達物質の働きが低下し
物事の判断や捉え方といった脳の働きが極端に低下している状態です。
体質や性格、行動パターン、様々な出来事(仕事、家庭、人間関係、借金、環境の変化、
慢性疾患等)が重なって脳の疲労を引き起こしうつ病になると考えられています。
私が面談の際に必ず尋ねる事がいくつかあります。
それは、日常生活や労働がどれだけうつ病により阻害されているかという事です。
そこが認定されるかどうかの大きな判断材料になります。以下抜粋ですが具体的にお示しします。
以上の項目で、認定される程度かをある程度まで判断できます。
上手くできない項目が多数あれば、障害年金の請求を考えてよいと思います。
ご参考になれば、幸いです。
基本的にうつ病で障害年金1級の獲得は、ほとんどありえません。
また、最近はうつ病による申請が増加しているため、2級の認定も難しくなりつつあります。
したがって、十分な覚悟と準備をもって請求される必要がますます高まるでしょう。